愛犬が死んだ。

2017年3月2日 AM8:30分頃、愛犬 バニラが亡くなった。

 

そのとき僕は寝ていた。母によるとその日の早朝は特に体調が悪く、もはや名前を呼んでも顔をあげることすら出来なくなっていたらしい。

母が5分ほど洗濯物を取りに二階へ行って戻ってくるとともう動かなくなっていたらしい。死に際は飼い主に見せたくなかったのだろう。バニラは嘔吐した後痙攣を起こしすが、また必死に立ち上がる。心配をかけさせたくなかったんだろう。

 

母に起こされて見てみるともう全く動いていなかった。

今年に入ってから常に体調が悪くなって、ある程度覚悟は出来ていたけど、真っ白になった。

何回も呼びかけて、体をゆすっても何の反応もない。どんどん冷たくなって体が固まっていく。バニラはもう死んだんだ。。。堪えていた涙が溢れ出していた。

母とバニラの体を洗ってあげた。母が泣きながら「飼い主のせいや。貧乏人が飼うもんじゃない」と言った。そしていつもの場所に寝かせて保冷剤で体を冷やして、濡らした毛布をかけた。11年間ありがとう。生き延びさせてやれなくてごめん。

 

もう僕は将来、ペットは飼わない。

責任感が無かったわけではないが、病気になったとき何十万、何百万の手術代がポンと払える余裕と覚悟がなかった。

苦しい思いをさせた。まだ繋ぎとめられるはずの命だった。手術は出来ないから病院でもらった薬を塗ったりしていたけど、相性が悪くそれ以降急に体調が悪くなった。

 

ペットは簡単に飼うものじゃない。「可愛いから」「癒されるから」それは人間のエゴだ。ペットは好きでその人間に飼われるわけじゃない。最後の最後まで面倒を見続ける覚悟がないと飼ってはいけない。

 

「ある程度の金銭的余裕と、必ず訪れる死への覚悟」

 

将来子供が出来たら、バニラのことを話そう。バニラはこんなにも大切なことを教えてくれた。

 

バニラには1番何もしてやれなかった。それでもよく膝の上に乗ったりしてきた。元気な頃はよく散歩コースで競争した。普段吠えへんくせに、ちょっと兄弟喧嘩とかすると吠えまくって止めてきた。あほやなと思いつつも可愛かったな。

 

バニラ今まで本当にありがとう!!